「髪質改善」って、結局何なんだと思いますか?
ってお客様に聞くとほとんどの方が分からないっておっしゃると思うんですよ。
縮毛矯正と何が違うのか?
通い続けているのに、なぜかお風呂上がりに広がる。
ヘアケアに時間もお金をかけているのに、髪の状態が良くならない。
このようなお悩みのご新規様のお声をによく聞くようになりました。
「髪質改善」という言葉、いつの間にかいろんなところで見かけるようになりましたよね
でも!この言葉、実は定義がないんですよね。
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「髪質改善」という技術は実は存在しない
少し驚くかもしれませんが、これは事実なんです。学生時代の美容の教科書にも載っていませんでした。
縮毛矯正は美容師の国家試験にも出てくる正式な技術で、薬剤でクセをまっすぐにする、きちんとした定義がある施術。
ですが「髪質改善」は美容師が作った言葉です。
メニューのように使われているけれど、サロンによって中身がまったく違うことが多いんですよね。
たとえばカラーはどのお店でも「髪の色を変える」という目的は一緒ですが、「髪質改善をお願いします」と行ったとき、お店Aとお店Bでやることが全然違うということが普通に起きているんです!
僕ら美容師でも、他店さんの「髪質改善」が何だったかは正直わかりません。
「2年間髪質改善に通っていました」と言われても、その施術が何なのか判断できないのが正直なところなんです。だから事故が増えていることも事実
「髪質改善」の正体は3パターンに分かれる

「髪質改善」と呼ばれているものを整理すると、こんな感じです。
実質的に縮毛矯正をしているパターン。 サロントリートメントをしているパターン。 昔からあるトリートメントを「髪質改善」という言葉に置き換えているパターン。
大手メーカーも含め、製品の打ち出しに「髪質改善」という言葉が使われているので、最終的にお客様に届くときにはほぼすべてのメニューがこの名前になっていく流れがあります。
どれが悪いということではないですが、受ける側が中身を知らないまま施術されると思っていたのと全然違った、ということが起きやすいんですよね。最近では髪質改善の表記に規制が入り出していたりもします。
クセが伸びるなら縮毛矯正です
ここが一番大事なポイントで。
縮毛矯正は「クセを整えボリュームダウンさせる技術」です。
髪質改善は、理想に近けるための手段全体を指す、広い概念として使われている言葉だと考えることがいいと思います
艶のある髪になりたい、というゴールは両方に共通していたりしますがクセがまっすぐになるかどうかは縮毛矯正かどうかで決まってしまいます。
「クセが伸びます」という説明があれば、それはほぼ縮毛矯正です。トリートメントではクセは伸びません。
薬剤を使って髪の結合に働きかけて初めてクセが動くので、「クセが伸びる」なら薬剤が入っていると考えていい。ここだけは頭に入れておくと失敗は防げるかもしれませんね
通い続けているのに広がる理由
髪質改善に1〜2年通っているのに、お風呂上がりには広がる
ヘアケアに時間とお金をかけているのに、状態が変わらない。
実は美容室での施術がお悩みの原因に合っていないことがほとんどなんです!
クセが原因で広がっているなら、トリートメントでは根本から変わりません。
でも「髪質改善」という言葉に引き寄せられてトリートメント施術を受け続けている、という状況が起きていることも事実
必要なのが縮毛矯正なのか、それともカットやトリートメントで十分なのか。そこを理解せずに通い続けても、変わらないのは当たり前といえば当たり前なんですよね
だからこそ信頼してちゃんとあなたのなりたいを叶えてくれる美容師さんに出会うことが大切です。
意外とカットで変わることがある

「カットでクセやまとまりって変わるの?」と思うかもしれません。
実はかなり変わります。
重みを残してシルエットを作ると、広がりがおさまってくる。ぴょんぴょん出ている毛も、カットで処理するだけで見た目の質感が大きく変わります。
縮毛矯正をずっとやってきた美容師ほど、カットにこだわっている人が多いです。
僕たちもその一人
「縮毛矯正をかければ全部解決」ではなく、カットとの掛け算で初めて理想に近づく、というほうが正しくて。重くなる、広がるという悩みがあるなら、まずカットで試してみる価値はあります♪
施術を選ぶ順番がある
ここすごく大事です。
カット → トリートメント → 縮毛矯正、という順で試していくのが1番失敗が少ないです。
なぜかというと、戻れる・戻れないの話があるんですよね。
カットもトリートメントも、気に入らなければ次から変えられます。
でも縮毛矯正は、一度かけたらその部分はずっとストレートの状態です。
「やめようかな」と思っても、自然に伸ばし切るまでにどれだけ早くても1〜2年かかります。
その間、根元のクセと毛先のストレートの違いが出てきます。
場合によってはパーマで馴染ませながら移行していく、なんてことも必要になることがある。
縮毛矯正は「始めたら長く付き合う」という前提で選ぶ施術です。
いきなり最後の選択肢から入るより、順番に試していく方が後悔しにくいです。
一番の髪質改善は信頼できる美容師に出会うこと

技術の話をいろいろしてきましたが、正直に言うとこれが一番です。
あなたの理想を叶えようとしてくれる美容師に出会うこと。
単価の高い施術を勧めてくることが、必ずしもあなたのためになるわけじゃないです。
カットで解決できる悩みに縮毛矯正を勧めてくるなら、それは合っていない。
縮毛矯正の予約で来たお客様に「実はカットで対応できますよ」と正直に伝えられる美容師は、長く信頼できる人だと思います。
予約前・カウンセリング時に確認しておくこと
失敗しないために、これだけ確認してください。 「クセは伸びますか?」と聞く。 「具体的に何をする施術ですか?」と確認する。 「私の悩みにはどのメニューが合いますか?」と伝える。 この質問を嫌がる美容師はいないので、カウンセリングの時に遠慮なく聞いてください。 予約前にDMで確認できるサロンなら、事前に聞いておくとより安心です。 「こんなはずじゃなかった」は、施術後には取り返せないことがあるので。
まとめ
髪質改善は魔法のメニューではなく、定義がない言葉です。 縮毛矯正は正式な技術で、クセを伸ばすことが目的。 どちらが必要かは、あなたの悩みの種類によって変わります。 広がりが気になるなら、まずカットで試してみる。 それでも改善しないなら、トリートメント。 クセ自体を変えたいなら、縮毛矯正を検討する。 この順番で考えると、無駄な施術を受けるリスクが下がります。 わからないことがあれば、美容師に直接聞いてください。 ちゃんと答えてくれる人が、あなたの髪に向き合ってくれる人ですよ。
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